大きな木を見ることが、いつからか好きになった。
特に何を考えるまでもなく、ぼーっと見ている。
そしたら、気が付いたことがあった。
木は、大きくなると、どの木も幹が途中で折れている。
樹齢数百年ともいう木々は、木の中でも本当に優秀な長寿の木
その木は、木のど真ん中の、木の軸とも言える部分がボッキリと折れている。
人もそうなんだ。
人として成長するためには、どこかで大きく折れる時がある。
それは、一般的に言う「苦労」、「死ぬくらいの出来事」と言えるだろう。
その時は、本当に大変な事だった。
でも、そういう経験を乗り越えていくと、
折れない人生よりも、折れて周りの枝葉がそれを補うかのように広がった人間は、
本当に素晴らしい、本当の意味での人としての力強さを感じる。
だから、苦労してもいい
本当に「ダメだ」と思うことがあったっていい
生きていれば、自分がまた、再び力強さを取り戻すことができるから。
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