農作業は、耕運機を使用することで、効率が格段にアップします。
また、畝立てアタッチメントをつけることで、効率アップと身体への負担が相当に楽になります。
今回は、私が耕運機を使う時、アタッチメントをつける時で気をつけていることを整理します。
耕運機 菜ゆうき70
初めに、私が使用している耕運機をご紹介します。
横からの写真は、こんな感じです。
後ろの黄色いものは、畝立てをするアタッチメントです。
そして、後ろからの写真は、このようです。
同じく、V字の黄色いものは、畝立てをするアタッチメントです。
耕すとき
耕す速さ
耕すときは、低速、中速、の2種類から選ぶことできます。
使用している感覚では、ロータリーの回転数は低速も中速も変わらないと感じています。
そのため、ゆっくり進んで耕すか(低速)、それなりのスピードで進んで耕すか(中速)の違いだと感じています。私は、土や雑草の状況によって、使い分けています。
「中速」で使う時
主に、中速で使用します。
雑草が少し茂っている時も、肥料を撒いて畝う時もです。
ほとんどが中速で使用しています。
雑草が茂っている時は、2回に分けて耕運します。
1回目は浅く、土の表面5cmくらい耕すイメージです。
2回目はやや深く、10cmくらい耕すイメージです。
そのために、抵抗棒を上手く使います。
※「抵抗棒」の使用方法は、次のコーナーにて!
「低速」で使う時
ある程度耕している畑で、雑草がスポット的に残っている時には効果を発揮すると思っています。雑草がキレイに除去されます。
また、畝立てアタッチメントをつけて畝立てをするときは、できれば「低速」が望ましいです。ゆっくりな速度で土を細かくした後、畝立てアタッチメントで土を両脇に寄せていく。同じことを「中速」ですると、早い分耕運機に負担がかかっているように感じます。
抵抗棒
「抵抗棒」は、耕す深さの調整をします。
抵抗棒を深く下に下げると、耕す深さが浅くなります。
逆に、抵抗棒を上にあげると、耕す深さが深くなります。
先ほどの雑草が茂っている時の「中速」運転で1回目浅く耕す場合には、抵抗棒を下げて耕す深さを浅くしてから耕運すると、機械に負担なく、ロータリーが土に入りすぎないように耕運機を持ち上げる体の負担もなくラクにできます。
耕運能力
「菜ゆうき70」の耕す力について、私が使用している感覚で書きます。
耕せる雑草の長さは20cmまで
それ以上の長さの雑草になると、耕運機のロータリーに雑草が絡んでしまい、動かなくなってしまいます。
※草丈がなくとも、芝は根がしっかりはるため、「菜ゆうき70」では耕すことができません。ロータリーの歯が入らないくらい根が張っているため、無理に入れると耕運機が故障します。
耕せる面積(中速):約3.5畝(3.5a)/時間
※私の使っている畑は7畝(7a)くらいで、耕すと約2時間です。
耕運機が適さない場合
耕運機は非常に便利なので、毎回使いたいくらいの相棒です。
しかし、耕運機が適する畑の状態は、使用者が見極めなければいけません。
私が気をつけているポイントは、以下の3つです。
土がぬかるんでいる時は使わない
畑は、雨あがりの時はぐちゃぐちゃになります。
どろんこ遊びになっちゃいます。
最悪の場合、耕運機がぬかるみにはまって抜け出せなくなります。
もし、そうなってしまいったら、土が乾くまで待って、けん引するのが一番ですかね。
雨あがりは、いくら気持ちがのっていても、無理しません。
石が多い畑は使わない
畑によっては、石の多いところもあります。
石の量によって使うか否かを考えます。
石の多いところは、耕運するとロータリーやロータリーカバーにに石がぶつかります。
ガチガチとすごい音をあげます。
石が多いと、耕運機が、ガガガガガッ、と悲鳴を音をあげます。
それでも続けると、ロータリーの爪が折れてしまうので、そういう時は無理しません。
雑草の草丈20cm以上の時は使わない
理想は、草刈をした後に耕運機をかけることです。これが一番スムーズ。
しかし、畑作業の忙しい時は、除草作業を省きたくなります。
実際のところ、20cmくらいの草丈では耕運機をかけます。
しかし、それ以上になってくると、さすがに耕運機はかけられません。
もし仮に、耕運機をかけると、草がロータリーに絡まります。
絡まったまま走行すれば燃費が悪くなりますし、ひどい場合にはロータリーに草がからんで動きません。そういう時は、草刈鎌でロータリーに絡んだ草を切りながら草を取り除きます。
そんなことを何回もやっていると、「やっぱり除草してから耕運機をかけた方が早かったな。」と反省するわけです。
余裕がなくなると、雑になって楽しくなくなります。雑になると、機械に無理をさせて、自分が危険な目にあいますので、余裕をもって楽しく進めたいですね。
畝立てアタッチメント
耕運するだけでなく、耕運しながら畝立てをしてくれるので、非常にありがたいものです。上の写真の黄色い翼のようなものがアタッチメントです。作業が格段に速くなります。
このアタッチメントは、両側に畝を作っていくタイプのものです。
耕すときの幅の意識
この話をするときには、もう一度この写真で確認をさせていただきます。
耕運機をかけていると、あたかも耕せている幅はカバー幅だと錯覚してしまいます。しかし、実際に耕せているのはロータリー幅です。つまり、厳密にはカバー幅の両端それぞれ45mmは耕せていないことになります。
畝立てアタッチメント装着時は、アタッチメントを最大に開いた場合、アタッチメント幅の両端それぞれ55mmは耕せていない。
細かいことを言うと、以上のことなのですが、とりあえず畝を立てる時のイメージは以下の図をご覧ください。
一条植え
一条植えの畝づくりが最も簡単です。
下図を見てください。
アタッチメントの位置が耕運機が通る位置です。
その両側に畝ができます。
畝幅を長くする
先ほどの一条植えであれば、畝の幅は20~30cm程度。
それ以上に畝の幅を出したい場合は、1工夫します。
それは、アタッチメントで土寄せをしてから平らにならすことです。
それほど大変ではありません。
第一段階としては、以下の図のようになります。
真ん中に畝幅90cm作るイメージです。
少しいびつな形になりますが、その後は塩ビ管などの棒で畝を整えます。
コツは、畝の高いところの土を低いところに流すことです。
土をならすと、初めの高さよりも低くなります。
菜ゆうき70の場合、アタッチメントを使用して作れる畝の高さは10~20cm程度です。
畝幅が90cmの場合、畝の高さ10cmくらいになります。
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